※ お願い ※

このSSはとらハ3を題材とし、かつ、とらハ3とは殆ど関係ないSSです。

お読みになられる際はその辺りをどうか、ご理解・ご了承くださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 手にした双剣を半身に構え、高町恭也ことハンター・KYOYAは眼前のそれと対峙した。紅蓮に燃える鱗は陽光を浴びていっそう紅く輝き、口元から溢れる火炎はKYOYAへの敵意の表れだ。

 轟、と家の一軒を軽く薙ぎ倒すような風が辺りに渦巻き、それは豪快に大地を踏みしめた。自分の後方では仲間達が、その圧倒的な威圧感にたじろいでいる。

 

(やはり、今の俺には無理だったか……?)

 

 KYOYAの脳裏に一瞬、そんな考えが過ぎる。だが彼は戦えば勝つ『御神の剣士』。挑んだ勝負で自ら退くことはありえない。

 とはいえ、今度ばかりは分が悪い。彼と対するは天空の王者と称される火竜『リオレウス』である。飛竜またはワイバーンとも類されるモンスターで、その突進は歴戦の戦士達を吹き飛ばし、口から吐き出される炎のブレスはあらゆる敵を焼き払う。

 およそ人間では敵うはずのないクリーチャーに、KYOYAはこれから無謀とも言える戦いを挑もうとしていた。

 

GAAAAAAAAAAAAAAA!!!

 

 飛竜が咆える。一歩下がり、突進のモーションに入った。

 

「いくぞっ! うおおおおおおおおおっっっ!!!」

 

 恭也が吼える。双剣を左右に広げ、リオレウスに向かって突撃する。

 

 

 これはそんな、狩人達の日常を描いた(?)お話である……

 

 

 

とらいあんぐるハンター・ポータブル2nd

〜味方撃ちにご用心〜

 

 

 

 ここはウミナリ村。暖かな気候に恵まれた沿岸部の平原に位置する小さな村落で、農業を中心に生計を立てている。しかし遠方まで見渡せば北に白銀の山々があり、馬で西に一日走れば未開拓の密林、東に二日走れば不毛の砂漠と活火山が待っている。

 この世界では巨大な竜や肉食獣が多数生息しており、各地の村民たちは日夜その脅威に怯え、あるいは戦いを挑んできた。しかし所詮は素人であり、自警団を組織しても限界は知れていた。

 そこで登場したのが、危険なモンスターをハント(狩猟)するプロフェッショナル。すなわちモンスターハンターと呼ばれる存在である。

 彼らは剣、槍、ボウガンなどの武装を巧みに操り、時には一人で、時には集団で強大なモンスターを狩っていく。

 

「いだっ! 痛い、痛いよ恭ちゃん……」

「ドスファンゴにはねられて、打ち身だけで済んだんだ。ありがたいと思え」

 

 涙目の高町美由希ことモンスターハンター・MIYUKICHIの体のあちこちに包帯を巻きながら、KYOYAはふん、と鼻を鳴らした。イノシシの一頭も狩れないとは、我が妹ながら情けないことこの上ない。

 ドスファンゴとは大型の牙獣種で、いわゆる大猪だ。もっともマンモスみたいな角があり、異様なまでに大きな体躯、一般的な猪よりも高い凶暴性など、極めて危険なモンスターである。特に武装もしていない一般市民がその突進を受ければ、軽く数メートルは吹き飛ばされ、全身粉砕骨折で即死することもありうる。

 それでも狩猟のプロフェッショナルであるモンスターハンターにとって、このドスファンゴは初心者向けのモンスターに過ぎない。彼らが本気で立ち向かわなければならないモンスターは、遥かに強力なのだ(作者の経験に拠れば、一瞬のうちに三人のハンターを亡き者にするほど)。

 

「はうぅぅぅぅぅ」

 

 そして、その初心者向けモンスターに突き飛ばされ、跳ね飛ばされ、ボロボロになって帰ってきたMIYUKICHIは涙ながらに叫ぶ。

 

「恭ちゃん、手伝ってよ!」

 

 先日も上級者向けのモンスターである火竜・リオレウスを倒してきたKYOYAならば、ドスファンゴも楽勝のはず。

 

「だが断る。俺は今日はなの……オホン、NANOHAと一緒にラオシャンロンを倒しに行かねばならないからな」

「ええ〜……いいなぁ」

 

 ラオシャンロン。老山龍とも呼ばれる巨大な龍である。その体はまさに山そのもので、踏みつけられでもすれば即ち死を意味する。だがそんな危険なミッションは報酬も高額であり、入手できる素材も優れたものばかりだ。

 ハンターの装備は基本的にモンスターから剥ぎ取った素材(鱗や皮、角、骨など)を使って造られている。例えばKYOYAが使っている双剣「双焔」は、話題の老山龍の角から削り出された小太刀である。武器屋のノエルの話では邪悪な龍を滅する力が秘められているらしいが、今のところそんな力は見たことがなかった。

 

「ともかく、俺はもう集合の時間だからな。訓練所の美沙斗さんにみっちり鍛えてもらえ」

「ええー!? 母さん、厳しいんだよ……この間だって―――――」

 

 MIYUKICHIは先日の訓練を思い出してぶるり、と背筋を震わせた。

 

『イャンクック百頭、連続討伐だ!』

『む、無理だって母さん!』

『黙れ美由希! この程度で怖気づく御神の剣士ではない!』

『作者も(ゲームのシステム上)無理だって言ってるよ!』

『なら作者も一緒に訓練だ!』

『ええぇぇぇぇぇぇっ!?』

『それはイヤだ――――――――!!!』(作者の叫び)

 

 こうしてイャンクック(通称・大怪鳥。飛竜の一種として扱われているが、実は鳥類らしい)の百頭連続討伐は数日間に渡って強行され、MIYUKICHIは身も心もボロボロになったという。

 ちなみに作者は十六頭狩ったところで制限時間が切れてしまった。

 

「いい人じゃないか」

「うぅ……実際に百頭狩ってみればいいよ……絶対後悔するから」

「ではさらばだ」

「ああ! 置いていかないでぇぇぇぇぇっ………」

 

 

 

 

 装備一式を背負ってKyoyaが向かった先は、ハンター集会所である。集会所とは世界中のモンスターハンターを統括・支援するハンターギルドが運営する、ハンターのための拠点のこと。

 各地から寄せられた依頼をハンターたちに仲介しくれます(ハンターからお金を余分に取ります)。ハンターを現地まで送り届けてくれたりもします(上級ハンターはかなりの確率で、いきなり飛竜の目の前に放り出されます)。

 しかし最大の利点は、仲間との待ち合わせが出来ることです。仲間と一緒に依頼を受け、協力して戦うことで、一人では倒せないような強いモンスターを討伐することが可能になります。

 以上、ガイドのお姉さんの解説でした。

 

「む?」

 

 受付のカウンターの前に立つKYOYAが眉をひそめる。そこには、いつもかわいらしい笑顔で依頼を紹介してくれるメイドのお姉さんではなく、

 

「おおKYOYA。母さんの差し入れを持ってきてくれたのか?」

「違う。それで父よ、そこで何をしている?」

 

 ハンターギルドの頂点であるギルドマスターを務める、父・士郎ことSHIROUの姿があった。幸い、メイド服は着ていない。まあ、着ていたらKYOYAが速攻で斬り捨てていただろう……

 

「違うのか……」

「仕事だよ、仕事。老山龍の防衛任務は来ていないのか?」

「来ているぞ。ただし条件がある」

「?」

 

 SHIROUがバッ、と立ち上がって大仰な動作で叫んだ。

 

「お父さんも連れてって……どわぁっ!?」

「馬鹿を言うな! 馬鹿親父!」

 

 一体何を言い出すかと思えば、どうやら父は息子とのスキンシップに飢えていたようである。

 ともかくSHIROUに(半ば強引に)依頼を受注させ、KYOYAは今日の戦友を待つことにした。

 

 

 

 

「なのは……?」

「なぁに? お兄ちゃん」

「その、まるで宝石のような物体は何だ?」

 

 老山龍を待ち伏せする砦の見張り台で、KYOYAは高町なのは……NANOHAの首に下げられたネックレスを指差して尋ねた。その隣のクロノ・ハーヴェイことCHRONOが代わって説明する。ちなみに彼は巨大な骨の狩猟笛を装備している。

 狩猟笛とは……戦闘用の笛です。モンスターの頭を叩くと気絶させられます。また音楽を演奏して味方のステータスをアップさせます。笛のほかにギターやドラムなどがあります。以上。

 

「これは最新式のヘビィボウガンです。新型のカートリッジシステムを使っているんですよ。っていうか僕の武器の紹介、短くないですか?」

 

 そんなことはない。CHRONOが今回は戦闘に参加しないからって、描写を削減したりなんて、そんな卑怯なことをするゆきっぷうではない。

 

「どうですかね。めんどくさいだけですよね?」

「…………」

 

 KYOYAのいぶかしむ視線に気付き、CHRONOは愛想笑いを浮かべながら説明を再開した。

 

「と、ともかくですね。装填機構が簡略化されたおかげで、リロード時間がかなり短くなっています」

「期待しているぞ、NANOHA

 

 どこか一抹の不安を拭いきれないまま、KYOYAは己の妹を信じることにした。少なくとも、大猪に太刀打ちできないままのMIYUKICHIよりかは当てにできるだろう。

 ちなみにボウガンには二種類のタイプがある。携行性に優れたライトボウガンと、火力に秀でたへビィボウガンだ。ライトボウガンは火力こそ低めだが射撃体勢での移動力に優れ、ヒット&アウェイ戦法を可能としている。

 逆にヘビィボウガンは火力に特化しており、ボウガン本体の重量が増加している。そのため装備者は射撃体勢の状態ではゆっくりとした移動しかできず、敵の攻撃から逃れることが困難だ。基本的にヘビィボウガンの運用には、安全に敵を攻撃できる、高台などのいわゆる狙撃ポイントが必要不可欠である。

 しかしネックレス型のボウガンなど聞いたことが無い。どこぞの血を吸う奇天烈な学者が考案したのかもしれないが、非常識にもほどがあるだろう。

 

「む―――――?」

 

 地響きが体を揺らす。どうやら獲物のご到着のようだ。遠方へ目を凝らせば、長い年月によって茶褐色に変化した、山のような甲殻が見える。

 

「来たね、クロノ君」

「手筈どおりにいけば大丈夫だよ、なのは」

 

 いい雰囲気である。信頼しあっている二人にしか醸し出すことの出来ない、甘い空気だ。わざわざゲームのシステムに合わせて名前の表記を変えているのに、それすら無視である(原作のゲームでは、プレイヤー名は全て半角英数での表記です)。KYOYAは心に30のダメージを受けた。

 

「じゃあお兄ちゃん、前衛ヨロシク」

「ああ………逝ってくる」

 

 そう言い残してKYOYAは見張り台から飛び降りていった。本来なら少し可愛そうに思ってあげるシーンなのだが、

 

「お兄ちゃーん! 頑張ってー!」

「お義兄さん! 頑張ってくださーい!」

 

 空気を読まない声援アリガトウ。そしてちゃっかり『お義兄さん』と読んじゃっているCHRONOよ。君は婿養子が希望なのか?

 

 

「うおおおおおおおおおおおっ!」

 

 血涙を流しながらKYOYAは愛用の双焔を振るい、渾身の一撃でラオシャンロンの角を叩き折った。戦闘開始から二十分あまり、仲間のNanohaたちからは何の支援も無く、孤独な戦いは剣士の心を疲弊させていく。

 

「ぐわあっ!?」

 

 振り下ろされた巨大な脚がKYOYAを捉えた。数百トンを超える重量が運動エネルギーを持って剣士を潰しにかかる。

 しかし、

 

「ぬぅぅぅぅぅぅっ!」

 

 その一踏みを、KYOYAは全身で受け止め、凌いでいた。今や彼を突き動かすのは怒り。最愛の妹(美由希はNo Countらしい)を奪ったどこの馬の骨とも知らない(いわゆる国家公務員で、高収入。周囲からの人望も厚い人格者なのだが)男への怒り。そして取り巻く世界そのもの、運命への怒りである。

 

「俺は――――――っ!」

 

 ぐぐ、とKYOYAの腕に力が篭もり、

 

「絶対に認めぇぇぇぇぇぇぇぇぇんっ!」

 

 全長百メートルはあろう老山龍の巨体を投げ飛ばした。しかしKYOYAよ、まだ小○生の彼女たちに、いったいナニを認めないというのか。

 

「認めんぞ。認めん、認めん、認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん認めん……」

 

 ひたすらに双剣を振り回し、仰け反った老山龍の腹を斬りつけるKYOYA。その鬼と見紛う形相は、どこかの対異星人用スーパーロボットを髣髴とさせた。

 

「なのはとの結婚は、絶対に認めぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇんっ!」

 

 まだ交際が始まったわけでもないはずだが、ずいぶんと気の早いお兄さんである。

 

「お義兄さん! なのはとは、清いお付き合いをさせていただいています!」

「はや〜、結婚なんて……まだ手を繋いだこともないのに……」

 

 だがそんな勘違いした応答が状況をさらに悪化―――――もとい、KYOYAの怒りに原油をバレル単位で注いでしまう。全身からドス黒いオーラを立ち昇らせ、渾身の力をこめて『双焔』をラオシャンロンの頭に叩きつけた。

 

「ぬおっ!?」

 

 その時だった。

 『双焔』の刀身から黒い稲光のような閃光が発せられ、竜の外殻を激しく焦がした。さらに高圧電流に打たれたかのように身を悶えさせ、大きく後退していく。咄嗟のことだったが、どうやらこれがノエルの言っていた『邪悪な竜を滅する力』らしい。

 大きく下がったラオシャンロンはそのまま大地にひれ伏し、荒い息を漏らしている。どうやら休んでいる様子だが、それだけ相手も消耗している言うことだ。このまま行けば討伐できるかもしれない。

 

「よーし! 私達の出番だね!」

 

 ようやくお出ましか、ハンターギルドの白い悪魔。

 

「何だ? その変な二つ名は」

 

 回復のために高台まで戻ってきたKyoyaが首をかしげる。いつから自分の妹にそんな物騒な通り名がついたのか。

 

「知らないんですか? NANOHAはこれでも名の知れた飛竜を何体も討伐している凄腕のハンターなんです。ある時など回避行動する必要もなく、ただ圧倒的な火力でターゲットを殲滅することも……」

 

 そしてついた仇名が『ハンターギルドの白い悪魔』。ギルドについての説明は先述の通りだが、プレイヤーはゲーム内で様々なニックネームと自己紹介文を作成することが可能(使用できる単語は限られているが)。

 当然、『ハンターギルドの白い悪魔』なんて通り名がつくわけもありません。

 

「行くよ! レイジングハート!」

Yes, My Master!

 

 ガシャン、とカートリッジ……もといマガジンが装填される音と共に、ネックレスは瞬時にロッド型のヘビィボウガンに姿を変えていた。スコープを覗き(実際は杖を構えているだけ)、照準を合わせる。ちなみにボウガン本体が喋ったことに、KYOYAはツッコむべきか悩んだが気にしないことにした。だってこれを造ったのは、間違いなくマッド・サイエンティストの異名を持つSHINOBUお嬢様に違いないからだ。

 

「ディバイン・バス……じゃなくて、貫通弾発射!」

 

 NANOHAが叫ぶと同時にロッドの先端から高出力のレーザービームが発射され、同時にKYOYAが目を見開いて叫んだ。

 

「んな馬鹿な――――――――!」

 

 桃色のレーザービームはラオシャンロンの背中から腹部へと貫通した。市販の貫通弾はここまで貫通力はない。せいぜい腹部辺りでモンスターの肉や骨に阻まれて止まってしまう。

 そもそもボウガンの弾丸は動物の骨などを薬莢として利用し、その中に弾丸本体が納められている。決して今回のようにビームを発射したりする武器ではありませんので、ご了承ください。

 最後の断末魔を挙げながら改めて崩れ落ちるラオシャンロンの姿を見つめ、脱力したKYOYAはがっくりと両膝をついた。

 

 

 

 

「あらら、恭也も災難だったわね」

「簡単に言ってくれるな、母よ」

 

 他人事のように笑う母・桃子にまた脱力しながら、KYOYAはオレンジジュースの入ったピッチャーをグイッとあおった。自棄酒ならぬ自棄ジュースである。

 ここはウミナリ村のハンター集会所に併設されている飲み屋『翠屋』である。昼間は喫茶店として機能し、夜は男達の溜り場となる。しかもマスターは美女ときた、誠に素晴らしい店なのだ。

 しかもマスターである桃子の夫は若干二十歳でギルドマスター(要するにボス、である)の座に上り詰めた凄腕ハンターだとかで、連日連夜、ファンや弟子入り希望者の来訪も後を絶えない。

 そんな店の隅に陣取り、KYOYAは不機嫌そうに鼻を鳴らした。カウンターの向こうでは件のギルドマスターがNANOHACHRONOにカクテル(ノンアルコール)を出していた。父はかなり二人の交際に乗り気である。

 

「そう怒らなくてもいいじゃない。報酬はもらえたんでしょ?」

「いや、そうでもない」

 

 結局、ラオシャンロンは倒せたものの、NANOHAの砲撃によって素材を剥ぎ取れる体は大部分を吹き飛ばされてしまっていた。そのため素材を回収することもできず、ギルドから支払われるはずの報酬は……

 

Nanohaが壊した砦の外壁の修理に消えたよ……」

 

 あれほど強力な砲撃である。当然周囲の施設も多大な被害を受けた。そしてギルドはケチ臭くも、その修理費用をKyoyaたちに請求してきたのだ。

 

請求額……24000ゼニー

報酬額……24000ゼニー

 

 こうしてKYOYAたちの取り分は差し引きゼロ、ということになってしまった。ちなみに『ゼニー』とはこの世界での通貨の単位である。カ○コンのあるRPGでも登場していたり……いなかったり。

 

「もう、もう俺は二度と誰かとクエストなどには行かん」

「でもそんなことじゃ、友達無くすわよ?」

 

 それもそうだ。

 ちなみによほどの装備と熟練したスキルがない限り、原作ゲームでは一人でプレイすることは無謀っぽいようです(特に上級ステージの場合)。

 

「俺にどうしろというんだ!?」

 

 ………がんばれ?

 

 

 こうしてモンスターハンター・KYOYAの一日は終わりを告げた。

 しかし、新たな飛竜がウミナリ村に迫る……果たしてKYOYAは(別れたはずの)仲間達と共に飛竜を撃退できるのか!? そしてNANOHACHRONOの恋の行方は!?

 

次回

とらいあんぐるハンター・ポータブル2nd

震撼する大地

 

 

「見えない明日へ羽ばたけ、イャンクック!」

By 高町なのは)

 

「続いてたまるか、コンチキショ〜!」

By 高町恭也)

 

「次回は絶対に、俺も出るからな〜!」

By 高町士郎)

 

 

 

あとがき

 

 初めまして、じゃない人はこんにちは。

 今日もイノシシに突き飛ばされるゆきっぷうです。

 最後までやった事のある人っているんだろうかー、とか思いつつ題材にさせていただきました『モンスターハンター・ポータブル2nd』。なんで「ポータブル」で「2nd」なのかというと……

 

 私、これ以外のモンスターハンターのゲームをやったことが無いんです。

 

 いえ、そもそも他のゲームを題材にするべきでしたね。

 さてさて最近流行のオンラインゲーム『モンスターハンター・フロンティア』もあるのですが、マシンのスペックの問題で出来ません。PS2の奴は今更すぎて買う気がしません。友達と気軽に、一緒にできるポータブルの方が都合よかったのです。

 

 ………ゴメンナサイ。次からは流行に乗れるよう努力します。

 

 しかも銀河天使大戦のほうが途中にもかかわらず、何でいきなり短編のSSを出したかといえば………一応とらハ好きなのに私、まだ一作も書いていないんですよね……うん。

 

 ちなみにゆきっぷうは最低限のプレイヤースキルはあります(よく猪に突き飛ばされて死にますが)。ラスボス的モンスターと戦って九死に一生を得ることがごく稀に出来るぐらいの……そんなスキルです。人は私を『偽ゲーマー』と呼びます。嘘です、ゲーマーですらありません。

 

 では長々と失礼いたしました。これを読んで『このゲームやってみよう』と思ってくださった方。ありがとうございます。そしてやめておいて下さい。このゲームは廃人を量産するための、カ○コンの秘密兵器なのです。かく言う自分も何日も徹夜した挙句、体調を崩して寿命があと一ヶ月に……嘘です、結構しぶとく生きられるみたいです。

 これはそういうゲームです。気をつけてください。

 ただ、手ごたえのある奴を探している方には、ちょうど良いかと……

 

 ではでは〜

 





モンスターハンター風味。
美姫 「と言うか、プレイ日記かしらね」
いやいや、とっても面白いですよ。
ゆきっぷうさん、ありがとうございます。
美姫 「投稿ありがとうございました〜」



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