『魔法少女リリカルなのは外伝・仮面ライダーXs』




解説編その3 『なぜなにアースラ!〜必殺技・ライダーキック編〜』

注意:リリなのの根底に関わる部分の話などもありますが、あくまでこの作品内での設定です。
   実際の本編とは異なる場合があります。


「さん!」

「にぃ!」

「いち!」

『どっか〜ん!』

忍「よいこのみんなこんにちわ〜!忍おねえさんで〜す!」

リ「アシスタントのリンディです……」

忍「むむ?今回もテンション低いなぁ」

リ「だって服が……」

忍「え〜、きぐるみも嫌、バニーちゃんも嫌って言うから他に実際に着てる人もいる服にしたのに〜」

リ「娘(フェイト)のバリアジャケットと同じデザインのコスプレは無いでしょ!?」

忍「えぇ〜わざわざ髪もツインにまとめたのに〜」

リ「なんだかだんだん私に恥ずかしいコスプレさせるコーナーになってきてませんか?」

忍「…………」

リ「なんで黙るんです!?」

忍「ソンナコトナイヨ?」

リ「眼を逸らしながらカタコトで言わないでください!」

忍「まぁまぁ、メインは解説なんだしオマケのコスプレくらい気にしないでいこうよ」

リ「だったらメインに集中してください……」

忍「後ろ向きに検討いたします」

リ「せめて前向きに……」


忍「そういうわけで今回はXsの必殺技『ライダーキック』の解説ね」

リ「やっぱり着替えさせてはもらえないんですね」

忍「ライダーキックにはいくつかのバージョンがあるんだけど」

リ「スルーですか……」

忍「もぅ、似合ってるんだから気にしない気にしない」

リ「はぁ……」

忍「で、まぁライダーキックのバージョン、大きく分けてクイックドライブとチャージドライブの2種があるの」

リ「どう違うんですか?」

忍「まずクイックドライブは起動速度を優先したタイプなの。
  片足に魔力を集中して使うモードでチャージも必要無く頻繁に使えるわ。
  シグナムさんの剣を受け止めたりしたのもこれね」

リ「チャージドライブはどういうのなんですか?」

忍「こっちはXsがトドメに使ってる必殺攻撃ね。
  戦闘中にチャージしておいた魔力を一気に開放して使用する強力な技よ。
  破壊力がある代わりに十分な量の魔力が必要だから変身してからしばらく魔力をチャージしないと使えないのが欠点と言えば欠点ね」

リ「ああ、だからフルチャージライダーキックは最後のトドメにしか使わないんですね」

忍「そゆこと」

リ「そういえばチャージドライブには何段階かのプロセスがあるみたいですけど、
  それはどんな感じなんですか?」

忍「ん、いい質問だね。
  まず最初に起動、蓄積した全魔力を収束してフィールドを展開、
  次に右足へ攻撃魔力を、左足にバインドやガイドサークル形成のための補助魔力を収束するの。
  ガイドサークルを使用しない場合はその分の魔力を攻撃に転用する事もできるわ」

リ「ガイドサークルにはどんな効果が?」

忍「ガイドサークルはバインドとリング状のレールに沿って内側の物体を移動させる誘導魔法、
  そしてリング一つ一つに内側の物体を加速させる魔法を組み合わせた複合魔法なの。
  これによって、『相手の動きを止める』『正確に相手へ命中させる』『本来の突撃速度にさらに加速をかけて攻撃力アップ』といった効果を得る事ができるのよ」

リ「あれ?それだとガイドサークルの魔力を攻撃に転用する意味ってあんまり無いんじゃないかしら?」

忍「ん〜一見そう思えるんだけどね〜。
  命中精度と加速力でガイド有りは物理攻撃力が上がるんだけど、
  その魔力を一転に集中する事で魔法攻撃力が爆発的に上がるのよ。
  だから物理防御が高くて魔法攻撃に弱いやつとかには攻撃に集中した方がよかったりするのよ」

リ「なるほど〜」

忍「そんでもってガイドサークルを射出、発射された光弾はリングを生成しつつ目標に飛来、
  着弾と同時にバインドを展開して相手を拘束するの」

リ「ふむふむ」

忍「リングはベルトのガディンとリンクしてて位置をサーチしてくれるの、
  これのおかげで立ったままガイドサークルを射出してからジャンプしてもリングがついてきてくれるのよ」

リ「便利ですねぇ」

忍「あとは、軽い空中制御でリングに突っ込めば自動的に加速してくれて敵にクリーンヒットってわけ」

リ「なるほどぉ、意外と使いやすい技なんですね」

忍「まぁマンガやアニメみたいに決め技に複雑な技術とか特別な条件とかつけていざというときに使えなくなっちゃっても意味ないしね〜」

リ「確かにそうですね」

忍「おっとぉ!ディスプレイの前の良い子のみんな、お前達もマンガやアニメと似たようなもんだろってツッコミは無しよ!」

リ「誰に言ってるんですか……」

忍「あと細かいとこを補足させてもらうと、
  右足に込める攻撃魔力は衝撃力とか貫通力に特化させたりもできるの」

リ「状況にあわせて使い分けると」

忍「そゆこと」

リ「なんだかサクっとおわっちゃいましたね?」

忍「う〜ん、時間余っちゃったなぁ」

リ「ちょっと急ぎすぎたかしら?」

忍「いやぁ〜構成作家(作者)のミスでしょう」

リ「あはは……」

忍「ん〜それじゃあ、ついでと言ったらなんだけどマグナムキャノンの解説をやりましょう!」

リ「マグナムキャノン?」

忍「StS編でXsが使用したオプショナルツールよ、遠距離戦にやや難のあるXsのために開発した大出力の魔力砲なの」

リ「へぇ〜」

忍「正式名称は
  『ROW-TypeL.001A120mmカートリッジ式高収束魔力衝撃砲マグナムキャノン』
  もっと正確に表記すると
  『Rider Optional Weapon-TypeLongrange.001Advancedカートリッジ式高収束魔力衝撃砲マグナムキャノン』
  っていう物凄く長い名前になるの」

リ「ほんとうに長いですねぇ」

忍「まぁ名前のことは置いといてと、この装備はさっきも言ったとおり遠距離戦にやや難のあるXsのために開発した大砲よ。
  Xsの持ち味は接近戦だしスピードを上手く使えば距離を詰めるのも可能だし、
  それに牽制用の装備はXsソーンがあるから扱いやすさより一発の威力を重視したの。
  手持ちのハンドガンにして頻繁に使うにしても手が塞がりっぱなしはよろしくないしね」

リ「なるほどぉ」

忍「ただ、一発の威力を重視しすぎて一発しか撃てなかったり……」

リ「え?」

忍「これは直径120mm、つまり12cmもある特大のカートリッジを装填、その驚異的な魔法出力で攻撃するんだけど……
  あまりにも出力が高すぎて砲身が一発しかもたないのよね」

リ「使い捨てなんですか?」

忍「もたないのが砲身だけだから砲身部分を交換すればまた使えるわ。
  一応予備の砲身とカートリッジがあれば連射も可能よ、まぁすんごいかさばるけど」

リ「なんだか扱いにくそうですねぇ」

忍「まぁ一撃必殺を突き詰めた装備だしね。威力だけは異常にあるし」

リ「そんなに威力があるんですか?」

忍「なのはちゃんのスターライトブレイカー以上の火力があるわ、単純魔力による砲撃という点では最強でしょうね」

リ「そんなに凄いの!?」

忍「しかも使用するのはカートリッジ内の魔力だけだから使用者への負担も小さいし、
  チャージ無しで即発射できるのも魅力ね」

リ「結構凄いんですねぇ。それならなんで色んなとこに配備しないんだろう?」

忍「いやね、砲身も使い捨てとはいえ暴発しないようにそれなりの強度がいるし、
  カートリッジも特注品だし、内部回路も色々と特殊なの多いしねぇ……
  世知辛い話だけどおぜぜの方がね、結構かかるのよこれが」

リ「あぁ〜、解ります、すっごく……」

忍「容量が容量だけにカートリッジへのチャージも大変だしねぇ……」

リ「世の中そんなにおいしい話は無いですよねぇ……」

忍「だねぇ……」


リ「あっと、しみじみした所でちょうどお時間です」

忍「最後にちょっと大人の世界を垣間見ちゃったけど気にしない!」

リ「では次回のテーマは?」

忍「次回はStS編で登場した『陸戦特務武装連隊』についてお勉強しましょ♪」

リ「は〜い」

忍「それじゃみんな、また次回!」

忍&リ『ばいば〜い!!』




スタッフ「はいOKです!」

リ「コスプレはもう止めにしませんか?」

忍「え〜意外とウケ良いんだしいいじゃ〜ん」

リ「この歳でミニスカはキッツいですってば……」

忍「大丈夫だって、似合ってる似合ってる。
  ふともももいいかんじだし」

リ「撫で回さないでください!」






あとがき〜

さて解説編その3でございます。
短いのにこんな時間かかっちゃったよ……
設定話に時間かけてないでネタださんと。
ネタ出ても書く前にそれを固める作業に時間かかってるなぁ、だんだんペース落ちてる気もするし……
まぁ最大の原因はOGsなんですけどね







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